レクチャー・コンサート「諸国チェンバロ物語」 使用楽器、曲目など

事務局です。チェンバロ・フェスティバルは、今日もDVD上映会で開始。このあと、「子供のためのチェンバロ教室」「展示楽器ツアー」・・と続きます。((このサイトのTOPページをご参照ください。)

昨日の「曽根麻矢子チェンバロ・リサイタル」での曽根麻矢子の短いトークの中で、「今回のフェスティバルでは、6人のチェンバリストがバッハファミリーのような、家族のような気持で・・」と言っていましたが、「6人」は、音楽ホールの5つのコンサートに出演する4人+さまざまなイベントに出演される野澤知子さん、植山けいさんのお2人です。お2人は昨日のオープニングアクトで素敵なデュオを聴かせてくれました。

(そういえば、「ぶらあぼ」の4人の写真は、なんだかちょっと家族写真のよう。6人の写真も欲しいですね・・。)

さて、今日(7月2日)と明日(7月3日)の14:50から、お2人のレクチャー・コンサート「諸国チェンバロ物語」があります。

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入場方法:
当日の有料公演チケット提示で入場無料、開演10分前までにご入場
チケットをお持ちでない方は500円(自由席、開演10分前より販売)
※座席に限りがございます。当日の有料公演チケットをお持ちでも、満席の際は、入場をお断りする場合がございます。
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「諸国チェンバロ物語」では、実演とともに、珍しい図版やDVDなども使いながら、鍵盤楽器の歴史やさまざまな様式についてレクチャーします。チェンバロは国や地域によって異なる歴史を歩んだのですが、2日と3日はテーマの国が違っていて、どちらもとても充実の内容です。

2日(土) イギリス&イタリア
使用楽器は、アルノー(中世15世紀の図面をもとに久保田工房で復元したもの)、ヴァージナル、イタリアンチェンバロ。
演奏曲目は、Lachrimae(ダウンランド原曲、バード)、Canshe excuse(ダウンランド原曲 作曲者不明)、音楽の花束より(フレスコバルディ)、Toccata(ピッキ)、調子の良い鍛冶屋(ヘンデル)、その他パーセル、スカルラッティなどの曲を予定しています。

3日(日) ドイツ&フランス
使用楽器は、ヴァージナル、クラヴィコード、イタリアンチェンバロ、フレンチチェンバロ。
演奏曲目は、緑の菩提樹の下で(スウェーリンク)、ティク・トク・ショック(F.クープラン)、ため息(ラモー)、半音階的ファンタジーBWV903(J.S.バッハ)、その他、シャンボニエール、フローベルガー、W.F.バッハの曲を予定しています。

(演奏曲はいずれも抜粋。内容は変更になる場合があります。)

チェンバロの歴史や様式にご興味のある方は、この機会にぜひ、どうぞ。一般のコンサートではめったにとりあげられない楽器の演奏が聴けるのも魅力です。

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写真は、アルノー(久保田工房)。