また初めての経験!
前回のリサイタル直後に、とても素敵な方から弟子入りを申し込まれ、とてもとても困惑しました。何故って、その方は素晴らしい演奏家として活躍していらっしゃるプロのピアニストだからです。
しかも、ゴルトベルク変奏曲をチェンバロで勉強したい、という曲目指定がありまして…
曽根レッスングループの中には、プロのピアニストさんも居るのですが、最初は、ピアノでは弾かないような曲からスタートして、チェンバロのタッチに慣れてもらう、というやり方をして来ました。
ところが、今回はいきなりゴルトベルク!
そんなレッスンが成り立つのか?想像もつかなかったのですが、
とにかくやってみることに。
(余談ですが、彼女とは 以前同じ音楽事務所に所属していた時に共演したこともあります。ステージにフォルテピアノとチェンバロを並べ、モーツァルトの変奏曲を、交互に弾いたのは楽しい記憶です。)
さて先日、レッスン初回が行われました。
なんと!レッスン成り立ちました!
しかもかなり面白い内容になりました。
アリアを1時間みっちり。
実は彼女も本番でゴルトベルク変奏曲を演奏されるので、曲は知り尽くしているのですが、ピアノとチェンバロでは、こんなにも音の捉え方、聴きどころが違うのかと2人で驚きの連続でした。
私自身もとても充実して楽しい時間でした。
そして、プロの演奏家なのに、こんなにも謙虚な気持ちで音楽と向き合う彼女の姿勢に感動し、私より全然お若いけれど人間としても尊敬できる演奏家さんだと、清々しい気持ちをいただきました。
レッスンは、松本記念音楽迎賓館のチェンバロを使用させていただきました。
ご本人からブログ用に感想を頂戴致しました。感謝です。
↓
麻矢子さんに教えていただける幸運の機会に恵まれとても光栄です。
今日初めてチェンバロを弾いて、ピアノを弾く時には使っていなかった弾き方や表現方法を教えていただき新しい発見がたくさんあり、インスピレーション受けとても勉強になりました。
フレーズの歌い方、それぞれの声部の弾きわけ、ハーモニーの響かせ方、その響きの聴き方、トリルの入れ方など実際に麻矢子さんが弾いて見せてくださり目から鱗、私の世界が広がっていくのを感じました。
貴重なレッスンをありがとうございました。
また次回が楽しみで待ち遠しいです。
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Mayako
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