毎晩の練習シェアタイム

毎晩の練習シェアタイム受講生より頂いた感想です。


平均律第1巻全曲演奏という、常人には気の遠くなる様なリサイタルに向けて、フルモードの準備練習を加速させている麻矢子先生。

理想の演奏を求めてどこまでも妥協せずに研鑽を積まれる練習風景を、惜しみなくレッスン生に公開して下さっています。
その内容については、実際に見聞して下さい!としか言えないくらいに深くて分厚く、果てしなく、そして楽しいのです。
技術的な内容はもっとうまく説明できる方にお任せしたいので、ここでは味わい深いエピソードをいくつか書き留めておきます。

その1:
演奏途中で「ウーララ(?)」「ミスした時声を出さないで下さーい」と、自分自身に冷静にツッコミを入れられます。

その2:
難曲の四声フーガを一から研究し直し、発見したフィンガリングを「やっと見つけた!プレゼントあげます」と言って、私たちにカラーペンで番号を書き入れた楽譜を見せて下さいます。
(が、多分今弾きこなせるのは先生だけかと思われます。)

その3:
「今日も弾き語りね!」と、実演しながら曲中の歌う所、和声を聴く所、ちょっと遊ぶ所、と次々に展開される中で、「あ、見つけた!」と嬉しそうにその場で発見箇所を共有されます。

などなど、バッハ先生が三百年も前に残してくれた世にも美しい驚きに満ちた宝物を、今日も麻矢子先生は細やかにかつパワフルに発掘し、喜びと共に私たちの前に広げてくれています!

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