リハーサルの風景

こんにちは。
フェスティバルならではの雰囲気を一足早く味わっている事務局です。

分刻みのスタッフさん方の動きを端から見ているだけでも目が白黒してしまいそうですが、
素晴らしいチームワークにより、滞りなく前日リハーサルが終了いたしました。

左手に控えるのは、ラウテンクラヴィーア。
最近まで実物が残っていないとされてきた幻の楽器です。
明日17:00からチェンバロ・フェスティバルの幕開けとなる
渡邊順生さんによるレクチャーコンサートvol.1《バッハが思い描いた音世界~リュート・チェンバロ》で使用されます。
なんとこの楽器は、日本に現存するたった2台の楽器のうちの1台!なのです。
リュート・チェンバロの音色、お聴きになったことはありますか?
なんとも形容しがたい美しい音色、「鍵盤のついたリュート」と称されるふくよかな音。
バッハが愛した楽器である所以を感じざるを得ません。
写真がブレてしまいました。
「折角の貴重な楽器の写真なのに、手振れ‥!」と思われた方、是非実物の楽器をご覧に是非明日お越しくださいませ(少し無理やりな流れでしたね)。

こちらはブランデンブルグ協奏曲第五番のリハーサル風景。

直前に調整した白様からは、キラキラと耀く白雪が降ってくるかのような素晴らしい音が響いてきます。
ホール上からはまたどのように皆様へ届くのか、、とてもわくわくいたします。

そんな中、次々と運び込まれる展示楽器の数々‥!
今回も多数の楽器をご覧いただけますし、
チェンバロ体験コーナーもございます。
また、前回大好評だった楽器見学ツアーも2日間に渡って開催されますので、是非お楽しみに。
●6/30(土)17:00~17:30
●7/1(日)17:00~17:30
※16:55までに小ホールホワイエへお集まりください
(事前申し込みは不要です。参加料:無料)。

その背後では、ファリャのリハーサル後、一旦小ホールから出て、静かな環境で調律をしています。
ちなみにさきほどのファリャは440Hz 。
そしてブランデンブルグは415Hz。
奏者の耳も、白様も、忙しいですね。
そして勿論、こうして調律をしてくださる方あってこそのチェンバロフェスティバルです。

こちらは白様小移動の光景(滅多にお目にかかれないポーズ。もちろん楽器本体は逆立ちしていません)。

複数の楽器が並んでいるのは、フェスティバルならではの光景ですね。

こちらはアンサンブルとのリハーサルを終え、控え室で待機中の楽器達です。壮観。
撮影したあとに、ピアノが混ざっていることに気が付きました。
フェスティバル中、出番はありませんが‥。

リハーサル室に移動した楽器では、植山けいさんがレクチャーコンサートvol.2《パルティータ~舞曲からバッハの組曲》の練習中です。
こちらのレクチャーコンサートは明後日6/30(土)11:30~12:30開催です。
当日のチケットご提示又は500円でご覧になれます。
前回も大変な人気でしたので、 当日の有料公演チケットをお持ちでも、満席の際は入場をお断りする場合がございますので、ご了承ください。
500円のチケットは開演10分前より販売します(自由席)※座席に限りがございます。

フェスティバルのタイムテーブルやプログラムなどは、こちらをご覧ください。

いよいよ明日から始まります!どの公演も当日券が販売される予定とのこと。

チェンバロで弾くベートーヴェン、初の試みに挑む曽根麻矢子リサイタルは19:00開演18:30開場です。

皆様に会場でお会いできることを、出演者、関係者一同、楽しみにしております。